今月10日号の赤旗日曜版の一面に「野党共闘を強く」の見出しで保守系無所属・衆議院議員中村喜四郎のインタビュー記事が載っている。中村議員は茨城7区選出。おれが高校を出た水海道(現常総市)もその中に入っている。おれが住んでいたころは父親の中村喜四郎(先代)が自民党から出ていて圧倒的な票を集めていた。
中村ジュニアは1949年生まれだからおれより一回り下だ。父親の地盤を継いで若くして議員になったが、1990年代にゼネコン汚職で議員在職中にもかかわらず逮捕され実刑判決を受けて失職した。選挙違反による当選無効は別として、国会議員が刑事事件の有罪確定で失職するとしいうのは数えるほどしかない希な出来事である。
普通なら政治家としての命運を絶たれて当然なのに、中村議員は強固な地盤と公明党の支持もあってしぶとくがんばる。自民党は離党したが、その後も無所属で立候補し当選を重ねる。そんな中村議員を日本共産党は厳しく批判した。民主、自由、社民とともに辞職勧告決議案を提出して中村議員をかばう自民党と対決した。
中村議員はマスコミ嫌いだという。その本人が事もあろうに赤旗日曜版の一面に写真入りで登場したのである。今、自民対野党の政治決戦として注目を集めている高知知事選で松本けんじ野党統一候補への支持を表明。自民党筋もびっくりしたろうが共産党の内部でも驚きの声が上がる。おれも「えっ?」と叫んだ。
共産党の菊池のぶひろ桜川市議は自身の「議会だより」(11月7日付)で「桜川市は茨城1区ですから、直接の対抗相手ではありませんが、(西部地区の党員は)前回の選挙で(中村議員と)たたかいました。『昨日の敵は、今日の友』といっても、なかなか複雑な心境です」と戸惑いを隠さない。
共産党の懐が広くなったのか、中村喜四郎本人の変化なのか。最近の天候異変ではないが、なかなか従来尺度では測れない世の中になってきたような気がする。
中村ジュニアは1949年生まれだからおれより一回り下だ。父親の地盤を継いで若くして議員になったが、1990年代にゼネコン汚職で議員在職中にもかかわらず逮捕され実刑判決を受けて失職した。選挙違反による当選無効は別として、国会議員が刑事事件の有罪確定で失職するとしいうのは数えるほどしかない希な出来事である。
普通なら政治家としての命運を絶たれて当然なのに、中村議員は強固な地盤と公明党の支持もあってしぶとくがんばる。自民党は離党したが、その後も無所属で立候補し当選を重ねる。そんな中村議員を日本共産党は厳しく批判した。民主、自由、社民とともに辞職勧告決議案を提出して中村議員をかばう自民党と対決した。
中村議員はマスコミ嫌いだという。その本人が事もあろうに赤旗日曜版の一面に写真入りで登場したのである。今、自民対野党の政治決戦として注目を集めている高知知事選で松本けんじ野党統一候補への支持を表明。自民党筋もびっくりしたろうが共産党の内部でも驚きの声が上がる。おれも「えっ?」と叫んだ。
共産党の菊池のぶひろ桜川市議は自身の「議会だより」(11月7日付)で「桜川市は茨城1区ですから、直接の対抗相手ではありませんが、(西部地区の党員は)前回の選挙で(中村議員と)たたかいました。『昨日の敵は、今日の友』といっても、なかなか複雑な心境です」と戸惑いを隠さない。
共産党の懐が広くなったのか、中村喜四郎本人の変化なのか。最近の天候異変ではないが、なかなか従来尺度では測れない世の中になってきたような気がする。